アメリカンフットボールは、アメリカのプロリーグであるNFLと、大学のNCAA(全米大学体育協会)ではいくつか違いがある。
このページでは両者の違いを対比しながらまとめる。
なお、日本では、NCAAルールに準拠している。
設備
フィールド
項目 |
NFL |
NCAA
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サイズ
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縦120ヤード×横160フィート 109.728メートル×48.768メートル
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ハッシュマークの位置
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サイドラインから70フィート9インチ(21.565メートル)内側 両ハッシュマークの幅18フィート6インチ(5.639メートル)
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サイドラインから60フィート(18.288メートル)内側 両ハッシュマークの幅40フィート(12.192メートル)
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チームエリア
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両32ヤードの内側
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両25ヤードの内側
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ゴール
項目 |
NFL |
NCAA
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クロスバー
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両ゴールポストの内側で幅18フィート6インチ(5.639メートル) 上面がグラウンドから10フィート(3.048メートル)
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ゴールポスト
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長さ
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クロスバーから最低30フィート(9.144メートル)の高さが必要
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グラウンドから最低30フィート(9.144メートル)の高さが必要 → クロスバーから最低20フィートの高さが必要
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直径
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最少3インチ(7.62cm)、最大4インチ(10.16cm)
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規定なし
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ボール
項目 |
NFL |
NCAA
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メーカー
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ウイルソン
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指定なし
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大きさ
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長さ
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11インチ〜11+1⁄4インチ 27.94cm〜28.575cm
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10+7⁄8インチ〜11+7⁄16インチ 27.6cm〜29.1cm
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外周(短径)
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21インチ〜21+1⁄4インチ 53.34cm〜54.0cm
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20+3⁄4インチ〜21+1⁄4インチ 52.7cm〜54.0cm
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外周(長径)
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28インチ〜28+1⁄2インチ 71.12cm〜72.4cm
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27+3⁄4インチ〜28+1⁄2インチ 70.5cm〜72.4cm
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重さ
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14オンス〜15オンス 397グラム〜425グラム
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空気圧
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12+1⁄2ポンド/cm2〜13+1⁄2ポンド/cm2 4.54kg/cm2〜6.12kg/cm2
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10ポンド/cm2〜13+1⁄2ポンド/cm2 5.67kg/cm2〜6.12kg/cm2
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装飾
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NFLコミッショナーのサインを刻印
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レースを挟んで隣り合わせの革2枚に、ボールの両端から3.00インチ〜3.25インチ(76mm〜83mm)のところに1インチ(25mm)の白線が1本ずつある。 Xリーグでは、白線はなくリーグのロゴを刻印。
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数量
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両チームは、12個ずつ、計24個のボールを用意する。 また、ホームチームは、バックアップ用に12個のボールを用意する。 加えて、屋外の試合の場合、ビジターチームは、バックアップ用に12個のボールを用意してもよい。 さらに、キッキングプレー用に、新品のボールを、工場からレフリー宛に直送[1]され、屋外であれば8個、屋内であれば6個用意する。
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両チームからそれぞれ6個以下のボールを用意する。
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装備
装備
項目 |
NFL |
NCAA
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ジャージの色
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ホームチームがカラーかホワイトかの選択し、ビジターチームがその逆を選択する。 選択は試合ごとに変更できる
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ホームチームがカラージャージを着用し、ビジターチームがホワイトを着用する。 シーズン前に文書で両チームが合意してれば、カラーとホワイトを逆にできる。 加えて、対照的な色であれば、両チームがカラージャージを着用することもできる。
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番号
ポジションと番号
項目 |
NFL[2] |
NCAA
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オフェンス |
QB |
0〜19 |
1〜49
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RB |
0〜49、80~89
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WR |
0〜49、80〜89 |
80〜99
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TE |
0~49、80〜89
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C |
50〜79 |
50〜59
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G |
60〜79 |
60〜69
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T |
70〜79
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ディフェンス |
DL |
50〜79、90〜99 |
規定なし
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LB |
0〜59、90〜99
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DB |
0〜49
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スペシャルチーム |
K, P |
0〜49、90~99
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- NFLでは、リーグに登録したポジションと番号を揃える必要がある。
ただし、リーグ加入後にポジションを変更した場合は、この制限はない。
- NCAAでは、ルール上、強く要請するものであり、必ずしも一致する必要はない。
- ただし、いずれも、有資格のポジション登録の選手が無資格の番号を着用すること、あるいはその逆は認められない。
有資格/無資格と番号
項目 |
NFL |
NCAA
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有資格 |
1〜49、80〜89 |
1〜49、80〜99
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無資格 |
50〜79、90~99 |
50〜79
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- ここでの有資格・無資格とは、フォワード・パスをキャッチする資格を示す そのため、有資格・無資格を区別するのは、オフェンスでプレイする場合のみ。
試合運営
時間
項目 |
NFL |
NCAA
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ファーストダウン
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ファーストダウンを獲得しても、ゲームクロックを止めない。
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ファーストダウンを獲得した場合、ゲームクロックを止める。 ターンオーバーを除いてフィールド内でデッドになり、ファーストダウンで時間を止めた場合、ボールとチェーンをセットしてから、レディ・フォー・プレーでゲームクロックを再開する。また、プレークロックを40秒にする。
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ツーミニッツ・ウォーニング
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前後半の残り2分に自動的にタイムアウトが取られる。
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ツーミニッツ・ウォーニングのルールがない。
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タイムアウト
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1つのデッド中に、一方のチームが、タイムアウトを連続して要求できない。
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タイムアウトを連続要求できる。
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延長戦
項目 |
NFL |
NCAA
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延長戦の開催
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4Qで同点のとき、プレシーズンを除くすべての試合で勝敗を決するために実施する
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4Qで同点のとき、あらかじめ運営ルールで決めている場合に実施する。 実施しない場合は引き分けとする。 実施した場合、延長戦の勝者を試合の勝者とするか、記録上は引き分けとし、次の試合などの出場チーム決定のための延長とするか、延長戦の得点を試合全体の得点に含めるか、別記するかなども、運営ルールで決めておく。
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延長戦の表現
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オーバータイム(Over Time、略称OT)
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エクストラ・ピリオド(Extra Periods。日本語のルール上では「超過節」)
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延長戦の開始方法
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キックオフ(前・後半開始と同様)
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キックオフを行わず、敵陣25ヤードからのスナップ
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決着方法
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先に得点したチームが勝利(サドンデス方式)。 ただし、両チームに得点機会を与える観点から、レギュラーシーズンでは、先攻チーム(キックオフのレシービング・チーム)の最初のシリーズがフィールドゴールの場合に限り、そのチームのキックオフを行い、後攻チームに攻撃する機会を与える。後攻チームの攻撃が終了した段階で得点の多いチームが勝利する。同点の場合は、サドンデス方式で続行する。
ポストシーズンでは、先攻チームが(フィールドゴールに限らず)タッチダウンをあげたとしても、後攻チームに攻撃権を与える。以降はレギュラーシーズンと同じである。
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タイ・ブレーク・システムで行う。 先攻となったチームにファーストダウンを与えて、得点するか、ターンオーバーとなるか、攻撃シリーズが終了するまで攻撃を行う(タッチダウンを決めた場合はトライも実施)。 先攻の攻撃シリーズ終了後に、後攻チームに同様にファースト・ダウンを与える。 両チームの攻撃シリーズが終わって同点の場合、再度、両チームに攻撃シリーズを1回ずつを与えて点差が出るまで繰り返す。
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コイントス
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4Q終了直後にコイントスを実施。 通常のコイントス同様、勝者は辞退、キックオフ、レシーブ、エンドのいずれかを選択する。 サドンデス・ルールから通常はレシーブを選択する。
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4Q終了直後にコイントスを実施。 勝者は、先攻・後攻、またはどちらのエンドを利用するかを選択する。
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ゲームクロックの計時
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レギュラーシーズンでは10分、プレーオフでは15分をカウントダウンする[3]。
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ゲームクロックは使用しない。
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チーム・タイムアウト
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両チームに2回ずつ。ポストシーズンの場合は、各ピリオドで3回ずつ。
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1つの表裏の攻撃シリーズのセットで、両チームに1回ずつ。
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延長戦の再延長
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レギュラーシーズンの場合は、再延長しない。ピリオドが終わった時点で同点の場合、引き分けとする。 ポストシーズンの場合は、さらに15分ピリオドを実施し、勝者を決定するまで実施する。2つ目のピリオドを始める場合は、通常の1Qから2Qへの移行のように、エンドを入れ替えて、直前のピリオドの攻撃シリーズを継続する。 2つ目のピリオドが終了しても決着しない場合は、通常の2Qから3Qへの移行のように、攻撃シリーズを打ち切り、再度キックオフを行う。このとき、4Q終了直後のコイントスの敗者(勝者が辞退した場合は、勝者)が、選択する。
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両チームに攻撃シリーズが終わって同点の場合、再度、両チームに攻撃シリーズを1回ずつを与えて点差が出るまで繰り返す。
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その他ルール
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チーム・チャレンジは認められない。オフィシャル・レビューのみ行う。
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3回目の超過節から、タッチダウン後のトライは、2点コンバージョンしか認めない。キックのトライは成功しても得点としない。
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プレー
スナップ
項目 |
NFL |
NCAA
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攻撃のフォーメーション
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ラインに7人以上いること[4]
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バックが4人以下であること[4]
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ラインの構成
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ラインの両端は、有資格の番号であること。 ラインの内側は、無資格の番号であること。
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ラインの選手が5人以上、無資格の番号であること。 スクリメージ・キックの場合、4人以下でも良い。
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バックの構成
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バックは、有資格の番号であること
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規定無し
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有資格・無資格の変更
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プレーごとに、レフリーに申告して、レフリーが相手チームに伝達すれば、有資格の番号の選手が無資格のポジションに、無資格の番号の選手が有資格のポジションにつくことが可能
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有資格、無資格の番号に関係なくポジションにつけるが、無資格の番号の選手は無資格のまま。
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Tフォーメーション[5]のQB
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Tフォーメーションのとき、QBは無資格になる
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フォーメーションによる無資格の規定はなし
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キック守備のフォーメーション
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パント、フィールドゴール、キック・トライのとき、ラインから1ヤード以内にいる守備選手は、スナッパーのショルダーパッドより外側に身体を置く
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規定なし
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キックオフ
従来のキックオフでは長い距離を助走して加速した衝突による怪我が多かった。NFLでは、2023年シーズンには25ヤードラインより先でフェアキャッチされた場合に25ヤードラインからのファーストダウンを与えることにしてキックオフリターンを減らしたが、見る側の楽しみが減ったという声が多かった[6]。2024年シーズンにはキックオフリターンを再び増やすため、キッキングチームをレシービングチーム側に強制的に並べ、両チームのほとんどの選手を5ヤード離れたライン内のゾーンに置くルール変更を行った。
項目 |
NFL |
NCAA
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キックオフの位置
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自陣35ヤード。
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キックの形態
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ドロップキック、プレースキック。パントは認められない
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キッキングチームのフォーメーション
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位置
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キッカー以外の選手はレシービングチーム側の40ヤードに並ぶ[7]。
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キッカーとホルダー以外の選手は、ボールの位置の後方5ヤード以内に片足が入っていなくてはならない。キッカーの両側にそれぞれ4人以上いなければならない。
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キック後
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ボールが地面に触れるまで、あるいはボールがエンドラインから20ヤードラインの間のランディングゾーンの選手に触れるまで、キッカーは50ヤードラインを超えることができず、残りのキッキングチームの選手は動くことができない[7]。
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レシービングチームのフォーメーション
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位置
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9人以上は35ヤードラインから30ヤードラインの間のセットアップゾーンに、うち7人以上は35ヤードライン上に、残りはハッシュマークの外に並ばなくてはならない。ランディングゾーンには2人以下のリターナーがいることができる[7]。
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キック位置から自陣寄り10ヤードのラインを越えてはならない
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キック後
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ボールが地面に落ちるまで、あるいはランディングゾーンもしくはエンドゾーンにいる選手に触れるまで、セットアップゾーンの選手は動くことができない。リターナーはいつでも動くことができる[7]。
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タッチバック
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ランディングゾーンに落ちたボールはリターンしなければならないが、ランディングゾーンに落下した後エンドゾーンに入ったボールはダウンして、20ヤードからのファーストダウンを選択できる。
エンドゾーンに落下したボールはリターンするかダウンして30ヤードからのファーストダウンを選択できる。ボールがエンドゾーンの後ろに出た場合はやはり30ヤードからのファーストダウンとなる。
ランディングゾーンに届かなかった場合、サイドラインを割った場合はともに40ヤードからのファーストダウンとなる。
フェアキャッチは許されない[7]。
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自陣25ヤードでファーストダウン[8]。レシービングチームのゴールラインと25ヤードラインの間でフェアキャッチされたボールはタッチバックとして扱われる[9]。
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オンサイドキック
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4thクォーターで、負けているチームが宣言のもとで行うことができる[7]。
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いつでも宣言なしにできる。
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セーフティ後のフリーキック
項目 |
NFL |
NCAA
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フリーキックの位置
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自陣20ヤード。
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キックの形態
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ドロップキック、プレースキック、パント。 ただし、ティーは使用できない
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ドロップキック、プレースキック、パント。 ティーを使用できる
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キッキングチームのフォーメーション
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助走
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キッカーとホルダー以外の選手は、ボールの位置の後方1ヤード以内に片足が入っていなくてはならない。
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キッカーとホルダー以外の選手は、ボールの位置の後方5ヤード以内に片足が入っていなくてはならない。
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キックの時点
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キッカーの両側にそれぞれ5人以上いなければならない。そのうち2人以上がヤード数字の外側、2人以上がヤード数字の内側にいなければならない。
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キッカーの両側にそれぞれ4人以上いなければならない。
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レシービングチームのフォーメーション
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キックの時点
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キック位置から自陣寄り10ヤードのラインをこえてはらなない。キック位置から自軍寄り10ヤードのラインと25ヤードのラインの間には8人以上9人以下のプレーヤーがいなくてはならない[10]。
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キック位置から自陣寄り10ヤードのラインを越えてはならない
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タッチバック
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自陣25ヤードでファーストダウン[8]。レシービングチームのゴールラインと25ヤードラインの間でフェアキャッチされたボールはタッチバックとして扱われる[11]。
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プレーの成立
項目 |
NFL |
NCAA
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デッド
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相手の接触なしにボールキャリアが倒れた場合(足の裏、手のひら以外の部位を地面に付けた場合)でも、プレーは続行する。 倒れている間に相手選手が接触すれば、デッド。 接触があるダウンのことを「ダウン・バイ・コンタクト」と呼ぶ。
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相手の接触があってもなくてもボールキャリアが倒れた場合、デッド(フィールドゴール時のホルダーを除く)。
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パスレシーブ
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足の接地
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パス・レシーバーは両足をインバウンズに着地する必要がある。
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パス・レシーバーは先についた片足をインバウンズに着地する必要がある。2歩目はアウト・オブ・バウンズでも良い。
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認定キャッチ
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相手選手に押し出されたとしても、両足をインバウンズに着地しなければ、キャッチが認められない。
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相手選手に押し出されたとき、その押し出しがなければ、パス・レシーバーが片足をインバウンズに着地していたと想定される場合は、キャッチが認められる。
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トライ
項目 |
NFL |
NCAA
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スナップ位置
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キックの場合は敵陣15ヤード 2点トライの場合は敵陣2ヤード[12]
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敵陣3ヤード
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守備側のタッチダウン
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可能
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守備側がボールを確保した時点でボールデッド
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フェアキャッチ
項目 |
NFL |
NCAA
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フェアキャッチ後のプレー
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フェアキャッチした地点でスナップ。あるいは フェアキャッチした地点で「フェアキャッチ・キック」が行える。 「フェアキャッチ・キック」はティーのないプレースキック(ホルダーは可)で、クロスバー上空を通過すれば、フィールドゴールとして3点が認められる。
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すべてフェアキャッチした地点でスナップ。
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ファンブル
項目 |
NFL |
NCAA
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リカバー、リターン
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全てのファンブルは拾い上げて走ることができる。 4th ダウン、或いは、ツーミニッツウォーニングの後は、攻撃側チームでリカバーできるのはファンブルした選手に限られる。他の攻撃側の選手がリカバーした場合、ファンブル地点かリカバー地点どちらか自陣よりでスナップ。
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ボールがフィールドに触れた後はリカバーした時点でデッド。 接地前にキャッチした場合のみ持って走ることができる。
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その他
審判
項目 |
NFL |
NCAA
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アンパイア
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時間帯にかかわらずオフェンスラインの左後ろに位置する。
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時間帯にかかわらず、ディフェンス側の中央に位置する。
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インスタント・リプレイ
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各チームは二回までチャレンジが許され、いずれかが成功した場合は三回目が許される。
前後半の最後の二分間及び延長ではチャレンジは認められずブース・レビューのみが行われる。すべての得点プレーおよびターンオーバーは自動的にレビューされる。
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各チームは一回までチャレンジが許され、成功した場合は二回目が許される。
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反則
項目 |
NFL |
NCAA
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パス守備の反則
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パス・インターフェアランスは、反則した位置で攻撃側のファーストダウン。ホールディングはランプレーの場合、プレー終了位置かスクリメージラインのどちらか敵陣に近い方から5ヤード。パスプレーの場合スクリメージラインから5ヤード。どちらもオートマチックファーストダウン。
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パス・インターフェアランス、ホールディングは、それぞれスクリメージから最大15ヤードまたは10ヤード以内での反則した位置で攻撃側のファーストダウン。越えた位置で反則した場合は、それぞれスナップの位置から15ヤード、10ヤードの位置でファーストダウン。
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オーバー・セレブレーション (良いプレーした後の喜び過ぎた行為に対する反則)
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タッチダウン以外でボールをスパイクする行為は禁止。タッチダウンを決めたときのスパイクは適法。
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タッチダウンでもボールをスパイクする行為は禁止。
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2017年シーズン、セレブレーションの制限は緩和された。ただし以下の行為は禁止されている。 * セックスを連想させる行為。 * 攻撃的な行為。 * ゴールポストをセレブレーションの小道具とする行為(例、バスケットボールのダンクシュートのようにゴールポストにボールを叩きつけるなど)
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ハイタッチや抱き合いなど自然な感情表現と思われる行為は反則として扱われない。 宙返りしたり、バスケットボールのダンクシュートのようにゴールポストにボールを叩きつけたり、観客席や壁をよじ登ったり、ジャンプしたりする行為は反則になる。 リーグの運営方針や審判の考えによって、反則とする行為は異なる。一般的に社会人より学生、より低年齢層の試合では、厳しく取る傾向にある。
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プレー中に喜ぶ行為は、NCAAより許容されている。
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ボールキャリアが独走するなどほぼ得点が決まったと思われるときでも、プレー中に、不用意に歩幅を変更したり、誰もいないエンドゾーンにダイビングしたり、プレーとは関係のない動作したりする行為は禁止されている。プレー中の反則のため、得点を含めてプレーが取り消されて、罰則を受ける。
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脚注